幼稚園 性教育講座
先日、幼稚園で、子どもたち、保護者の方々へお話をさせていただく機会がありました。
子どもたちへは
「自分のからだについて知ろう」
「自分のからだは自分のもの」
「自分の気持ちは自分の気持ち」
をテーマにお話しさせていただきました。
自分のからだの部位の名前や働きについてみんなで考えたり、自分の気持ちを考えてみたりしました。
講座が終了して私が帰宅する時に、たまたま遊んでいた園児さんが、
「おはなし、とっても楽しかった!またね」と言ってくれました♡
子どもたちが自分のからだや気持ちについて学ぶにあたって私が一番大切にしていること
「学ぶその時間が楽しく、子どもたちにとって心地の良い時間になること」
何かを覚えなければいけない、何かを知ってもらわなきゃいけないではなく、「楽しかった」そう思えることで、自分のからだや気持ちに興味を持って、そして知ることで大切にすることに繋がる。名前も機能も知らなかったりわからなければ、そもそも自分のからだを大切にすることは難しい。だからこそ、興味を持って自分のからだや気持ちに目を向けることができるようになってほしい。そんなふうに感じています。
子どもたちへお話する様子をみていただいた後に、保護者の方と一緒に学ぶ時間をいただきました。
保護者の皆様からは、
「初めて性教育のお話を聞いたけど、性教育に対してのハードルが下がって心が軽くなりました」
「何も失敗や辛いことがない人生なんて絶対にない、だからこそ、子どもたちが安心して過ごせる・相談できる環境づくり=土台づくりを大切に過ごしていきたい」
などの感想をいただきました。
終了後、役員の保護者の方と園長先生とお話をして、
『家庭でも幼稚園でも、子どもたちにとっての「安心・安全」を大切にしていきたい、そうすることで、子どもたちは少しずつ自分の環境を広げて行くことができますね』
との話が出ました。
子どもたちにとって、安心基地・安全基地があることによって、探索行動を取ることができる。
何かあった時に安心して帰ることができる場所があるからこそ、子どもたちは挑戦・行動することができる。
性教育の話とは異なるようですが、土台は全てつながっています。
私が考える性教育は「包括的性教育」、つまり、全てをひっくるめての性教育
日々の生活全てが含まれています。
性教育の学びが全く関係ない人はいない。誰もが幸せに生きる権利がある。
私は性教育の学びは幸せに生きる権利のために、必要な学びと考えます。
これからも、日々の生活の中で、そして講座を通して一緒に学べるかたと一緒に性教育を学んでいきたいと思います。
今回は、子どもたち、保護者の皆様と一緒に学ぶ機会をいただきありがとうございました。